JAL407便で成田からフランクフルトに向けて出発である。箏・ギター・機材類など私達の荷物は膨大で、とても二人きりのフライトとは思えない大荷物である。心配していた出国手続きもスムーズに終了し、最後まで心配だったギターに関しても、難なく機内持込が許可され一安心である。同日pm6:00にフランクフルトに無事到着。日本とは明らかに違う乾燥した空気を肌で感じ、「ドイツにやって来たんだ」という感動が波のように押し寄せてくる。AKI&KUNIKO結成3年目にして実現した、念願の「AKI&KUNIKOドイツツアー」の幕開けである。さて、空港には22日の公演主催者である、日独協会のPeter Johannsenさんと助手のハンナさん迎えに来てくれていた。ヨハンセンさんは日本語が堪能でつい3週間ほど前に日本に行っていたということ。彼とは初対面であるがすっかり意気投合し、不安な気持があっという間に吹き飛んでしまった。最初のコンサート地であるHeidelbergは ‘古城と大学の街’。街には学生達が溢れている。中でもハイデルベルク大学はドイツ最古の大学としてその名を轟かせている。そして街の中心を静かにゆっくりと流れるネッカー川。それらを一望する小高い山の上に立つハイデルベルク城。これらが街のシンボルであり、日本人に大変人気のある街である。コンサート会場はSRHという広大な大学の敷地内にある「LIBERTY」というスペース。会場を軽く下見し打ち合わせ。その後3人で夕食に街へくりだした。「一番ドイツらしいところに連れて行くよ!」とヨハンセンさん。地元の人が集うビアホールへ連れて行ってくれた。スゴイ熱気、ビールが無茶苦茶美味い!ツアーの成功を祈り乾杯。「プロ-スト~!!」いよいよAKI&KUNIKOの初の海外での公演日だ!!朝、久仁子と共にSRHのキャンパス内をジョギング早く演奏したい!!という気持と、チョッとした緊張感が交叉し、精神集中すべく目をつぶると浅い眠りについた。pm2:00、HeidelbergとStuttgartの2公演の音響をサポートしてくれるドイツのアンプメーカーAER社のスタッフが到着。着々とステージが出来上がっていく。サウンドチェックはとてもスムーズに進んだ。短時間で私達の音楽を理解し、ミュージシャンが何を望んでいるのかを素早く察知し最高の状態を作り上げる・・・ドイツでの
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